道新かわら版3月号(破産管財人って誰?)

 

破産管財人って言葉をきくことがありますが、破産管財人って誰ですが、どういう仕事をするのですか。
破産申立代理人とどう違うのですか。

 

回答

破産を認めてもらうには、経済的に苦しくなった人が裁判所に破産の申立てをします。特に会社の破産はご自分で申立てをすることが難しいということで弁護士を代理人として破産手続をする人が多いです。

他方で、破産管財人は、会社や個人の破産手続が始まる場合において、裁判所が選任する人です。通常は、弁護士が選任されます。

破産手続の代理人も破産管財人も弁護士となると混乱をしてしまいますよね。

破産申立代理人は、破産を裁判所に認めてもらうためにお手伝いをする立場です。破産管財人は、裁判所の監督下で、破産者が有する財産の管理及び処分を公平公正な観点から実施する人です。

なお、破産手続は、国から何か費用が出るわけではありません。破産をする際に申立代理人の費用や破産管財人の費用がなければ破産手続を進めることは困難となります。そうなる前に弁護士事務所にご相談に来てください。