今年の映画

学生のころから映画が好きで、よく見ておりました。
バイト先からもらう「試写会の招待状」がうれしくて。

映画館のない街で働くようになってからも
ビデオやDVDを年間50本くらいは見る暮らしが続いておりました。
(化学物質過敏症になってからはレンタル屋に入れなくてペースダウンしておりますが)

いよいよ今年も残すところあと数週間となってまいりました。
誰に聞かれたわけでもございませんが、
今年の印象に残った映画を勝手にご報告いたします。

3位は拮抗しておりますので飛ばします。
2位は「PARIS」。 ショコラで有名なジュリエット・ビノシュが出演しております。
なんということもないパリでの人物交差と申しましょうか。
でも、人間臭くていいのです。
2008年の映画ですが。

そして、今年の1位は「ペルシャねこを誰も知らない」。

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2009年のイラン映画ですが、
イランってすんごいことになってるんですね。
私、知りませんでした。
イランで西洋音楽をやるには政府の許可が必要で
無許可で演奏したら2か月ほど刑務所に入るとか楽器没収とか。
(普通に「鞭打ち」などもあるようです)
映画の撮影も許可がないとできなくて、
この映画は無許可だったので、
撮影後、監督や主な俳優さんたちは国外に逃げたそうで。

そんな中で行われたゲリラ撮影らしいのですが、
いろんなイランのバンド演奏が出てきまして、
それがとてもいいのです。
思わず、サントラ注文しちゃいました。

音楽お好きな方にはお勧めの1本です。

そうして、今年はひどく気持ちが悪い映画もありました。
「アンチクライスト」
「キナタイ・マニラ アンダーグラウンド」の2本。
一緒に見たウラサワも最後には私に文句を言っておりました。
ホラーとはちょっと違うのですが、
夢に出てくるような気持ち悪さを体験したい方にはよろしいかもしれません。

 

(真奈美)

 

 

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