雨音と手編みのソックス
雨音を聞きながら編み物をしています。
(もう少ししたら、ちゃんと仕事もしますってば~。)
雨音って久しぶり。
数か月ぶりの雨ですもんね。
こんなに刺激的な音だったのかと改めて感じます。
いかにも「降ってます」という音。
雪は無音ですからね~。
なんだか少し「しん」とした気持ちになりながら
せっせと編む靴下。
手編みの靴下といえば
わたしにとっては「おばあちゃん」。
手先の器用な人で、
6人もいる子どもや12人もいる孫たちに
何足も何足も編んでくれたものです。
当時の私は心の中で「ださい」と思っており、
あんまり履かなかったなぁ・・。
ごめんなさい、おばあちゃん。
でも、もらった靴下は今も大事にとってあります。
3年前に死んでしまったおばあちゃんの形見になってしまったけれど。
血は争えず、
あんなに「ださい」と思っていた靴下を編んでいる私。
今となってはどれだけ時間がかかったかわかります。
片足編むのに、何日も何日もかかるんです。
大変すぎて誰にもあげたくない強欲な私。
ばあちゃんのような広い気持ちになって
手編みのソックスを「あったかいから履きなさい」と
誰かにあげられる日が、いつか私にもくるのかな。
死ぬまで強欲な自分だったらどうしよう・・・。
(事務&FP)