生命保険
先日、友人2人から続けて
「ちょっと教えて!」と連絡がありました。
A子はまとまったお金があり、「保険を勧められている」
B子は「病気の診断を受けたけど、これから保険に入れるか?」
というもの。
「生命保険」と言っても種類がいろいろあります。
いろんな分け方があるのですが、私なりに4つに大別してみます。
①医療保障・・入院や手術時にお金が出るのが一般的
②死亡保障・・亡くなったらまとまったお金が出ます。
③老後貯蓄・・年金タイプが代表。
④その他の貯蓄・・学資保険が有名。
これが更に細分化されていったり、
あるいは②+③のように重ねて保障されたりしていくので
複雑怪奇な様相を呈し
「難しくてわかんない」というふうになってゆくわけです。
まことにいろんなタイプがあるので
保険は「ニーズに合わせて」が一番。
家族構成や資産、持病などが違えば
保険も違って当たり前。
掛金も馬鹿にならないし、無駄な保険はかけたくない。
たとえば、医療保険に月々2万円の保険を20年間かけたとしたら
総額480万円になります。
40年間だと960万円なり!!
「そんなに入院や手術するかな~。
貯金しといたほうがいいかな~。
もしもの時も保険適用の治療だけでいいし~。」
となるか
「いやい
や、うちは心臓病と糖尿病の家系だ。
自分にも何が起こるかわからない。
もしもの時にはじゅうぶんな医療を受けたい。」
と考えるかはその人次第。
ちなみに
友人A子がが勧められている保険は
老後にまとまったお金が降りるタイプでした。
でも、夫婦とも公務員で退職金も年金も十分あるし、
親からの遺産も相当になりそうだとのこと。
そこで老後の資金より子どもさんの進学費用に充てては?と提案。
そうしたら「学資保険を相当積み立てておるので不要」とのこと。
なんと計画的な友人でしょう。
だったら、家のローンの繰り上げ返済に充てては?と再提案。
「確かに、退職後もローンが残るんだよね。
ここで繰上げしたら退職前にローンが終わり、
200万円ほど返済額が減るし。」
ということで、老後のための保険には入らず、
繰り上げ返済する方向で考えるということになりました。
B子のほうは・・・
数年間ずっと体調が悪かったものの
はっきりした病名はついておりませんでした。
今のうちに医療保険に入っておいた方がいいってば
と何度か伝えてはおいたのですが・・・。
いよいよ病名がつき、
たぶん手術になるということ。
ここからは保険会社との相談になります。
最近は病気があっても入れる保険とうたっている商品もありますからね。
でも、当然掛金は高くなりますし、制約もいろいろ。
「早く入っておけばよかった~」というわけです。
明日のことはわからないのが人生ですから
保険の選択ってやっぱり難しいですね~。
難しいことを承知で、いかにリスクを少なくできるか
一種の賭けのようなものかもしれません。
保険を知るということはその「賭け」のルールを覚えたり、
データを集めるということに近いような気がします。
(事務&FP)

