3600万円持ってますか?
あなた名義のすべての預貯金・株・不動産・宝飾品などなど
すべて合わせて、いくらになるか知っていますか?
あ、忘れずに負の財産(借金やローンなど)も加えて差し引きしてくださいね。
3600万円以下のあなた、
ご安心ください。相続税はかかりません。
3600万円を超えたあなた、
今、あなたが亡くなったら、財産を相続した人に相続税がかかる可能性があります。
日本は世帯で考察することが多いので、
個人の資産データはあまりないのと
ローンを組んで住宅を買われる方が多いので、
はっきりとは探せなかったのですが、
一人で3600万円持ってます!という方は非常に少ないと思われます。
つまり、相続税対策が必要なのはごく一握りの方々だけとなっているのが実情。
「んじゃあ、オラには関係ねーべ」と思ったあなた。
でも、相続税っていくらくらいなのか気になりません?
相続人が何人いるかによって変わってはくるのですが
ちょっと計算してみましょう。
例1:5000万円の財産を残して亡くなり、法定相続人が妻・子2人だった場合
①相続人は3人になります。
控除は3000万+1人600万が3人分=4800万となり
4800万円分の相続税は免除してもらえることとなります。
②5000万ー4800万=200万
この200万円に税金がかかります。
③控除額を除いた分が1000万円までの場合の税率が10%となっていますので
このご家族は200万×0.1で20万の相続税を支払うこととなります。
5000万もらって20万の税額なら何とかなりそうですよね。
例2:5億円の財産を残して同じ家族構成だったとしたら
5億ー4800万=4億5200万に課税され、
税率は驚愕の50%となり、
2億2600万円の相続税となります。
ポカーンです。話が遠すぎて想像できかねますかね。
浦澤に
「たまにはFPらしきブログでも書かんかい」と言われましたので
相続税の目安をお届けしました。
今年の1月から控除額などが変わったばかりで
タイムリーなのですよ。
私の両親も
「相続税が高くなったらしいじゃないの。
私たちが死んだら、相続税っていくらくらいかかるのかしらん」
などと申しておりましたが、
「一人、5400万(相続人4人なので)以下ならかからんよ」と伝えましたら
「あるわけないでしょ。うちには関係ない話だったのね」と安堵しておりました。
(事務&FP)